実体視の原理は、左の眼が左に置いた画像だけを、右の眼が右に置いた画像だけを見ると、撮影したとき立体的であった画像の歪みが左の画像と右の画像で違っているため、視差の差(視差差)と位置の違いを視神経が感じて、立体感を生じます。実体視をすることにより視野に入った各事物の水平位置関係や比高等を観察し、土地の地理的な調査、例えば地形・地質、土地利用、植生(土地被覆)、地すべり・崩壊・高潮・洪水等に係わる災害地形等の調査に利用できます。このように空中写真を利用して土地の地理的な違い、差等を読み取っていく作業を「空中写真判読」と呼びます。 以下注文例をご参考に、地形図等に実体視実用範囲をご指示いただき、メールorFAXにてご注文下さい。折り返し、必要枚数等をご連絡させていただきます。ご依頼の写真番号等が決まっておりましたら、整理番号・コース番号・写真番号をご連絡いただくだけで結構です。
注文例(実体視編)
例)標定図を確認(KK-63-14X 1963年 元縮尺1/20000モノクロ撮影標定図)
実体視範囲を標定図上に落とし、必要ポイントを選択